「どうぶつの森」巣ごもりでヒット 任天堂ゲームソフト、世界で500万本超販売
【毎日新聞】2020年5月6日 15時00分
任天堂が販売中のゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」が記録的なヒットを続けている。新型コロナウイルスの感染拡大により世界中で外出自粛が広がる中、現実の世界では控えているお花見やデートができたと「巣ごもり」プレーヤーの共感を集めている。
「あつまれ どうぶつの森」は、任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」の専用ソフト。2001年に発売された第1作から続くシリーズ7作目で、スイッチ向けでは3月20日に初めて発売された(希望小売価格・税抜き5980円)。通称「あつ森」として親しまれ、海外では「アニマルクロッシング・ニューホライズン」として売られている。
米調査会社のニールセンによると、ソフトのダウンロード世界販売は3月に500万本に上り、家庭用ゲームのダウンロード月販売の新記録を達成した。ゲーム情報誌「ファミ通」などによると、パッケージ販売でも発売16日間の累計が300万本超を記録し、米国での3月のゲームソフト販売数で1位を獲得した。
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武漢ウィルス騒動もなんのその任天堂は新ソフトでばく進中です。今回は、ゲーム内容が何もないところから始まる開発ゲーム、いわばマイクラ風が子どもの心をつかんだと言えます。
Nintendo Switchのコントローラには、トロンOSが搭載されています。(OS=オペレーションシステム:コンピュータの基本ソフトウェア)トロンOSとは1980年代、日本がIBM勢とマイクロソフトOSから一発逆転を狙った次世代OSです。結局、パソコンOS界を制したのはマイクロソフトウインドウズとマックOSでした。性能は優っていたトロンOSでしたがアメリカの圧倒的な交渉力と営業力に負けてしまいます。
負けたトロンOSはマイクロチップを搭載した小型デバイスに移植され、日本の全ての携帯電話に使われ世界中に輸出されました。しかし、その携帯電話もスマホに変わり、OSはアンドロイドとiPhoneのiOSに変わり、またも全てをアメリカ陣営に奪われてしまいます。
平成時代のOS覇権戦争でアメリカ勢に歯ぎしりしてきたものとしては、任天堂ゲーム機の一部であっても世界中を制覇していると思うと、ちょっとだけ胸のすく思いがあります。トロンOSは事実上の世界標準のオープンソフトウェアとなり全ての電気製品がネットに繋がる時代、IOTの世界で進化していくと思います。