みんなちがってみんないい
小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙
こどもの日の5月5日(火)に、東京都荒川区立図書館で「第2回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」の結果発表会があります。約2000軒を超える書店店頭、全国の小学校、公共図書館およびHPにて投票用紙を配布し、「自分の一番好きな本」の募集をして、約12万人の小学生によって選ばれた本のベスト10が発表されます。
第1回の全国12万人の小学生が選んだ「自分の一番好きな本」
10位『りゆうがあります』
作・絵/ヨシタケシンスケ 出版社/PHP研究所
本の内容:親子で笑えるユーモア絵本。ハナをほじったり、ごはんをボロボロこぼしたり、ストローをかじったり…。こどもたちが、ついやってしまうクセ。お母さんは、そのクセを「やっちゃダメ」と言うけれど、ちゃんとした理由があるんです。気になるその理由とは…。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
自分にも、「そうだと思う!」というところがたくさん書いてあったからです。私もストローガジガジコンテストで」優勝したいと思いました。
9位『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
作/廣嶋玲子 絵/jyajya 出版社/偕成社
本の内容:幸運な人だけがたどり着ける不思議な駄菓子屋が舞台の物語。女主人紅子がすすめる駄菓子がお客さんの運命を翻弄していく…。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
私はすこしこわくておもしろい本が大好きです。銭天童は、ゾクッとする、おもしろさがあります。内容も一つ一つ細かくて、お話の世界に入ったように感じます。
8位『ぼくらの七日間戦争』
作/宗田理 絵/はしもとしん 出版社/KADOKAWA
本の内容:東京下町にある中学校の1年2組の男子全員が廃工場に立てこもり、こども対大人の戦いがはじまった!女子生徒との奇想天外な大作戦など、大人たちへの反乱を起こすエンターテインメント小説。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
僕は、主人公たちが大人たちのいうことを聞かないで、自分たちの「解放区」を作ったのがすごいと思って、感動しました。
7位『このあとどうしちゃおう』
作・絵/ヨシタケシンスケ 出版社/ブロンズ新社
本の内容:おじいちゃんを亡くしたばかりの男の子。彼はある日、おじいちゃんの部屋で一冊のノートを見つけます。しんだらどうなる?どうしたい?しんだあとのこと、生きてる間に考えてみよう。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
私のひいおじいちゃんは三年前に亡くなりました。ひいおじいちゃんも天国で楽しく暮らしていると良いなと思いました。
6位『おしりたんてい いせきからのSOS』
作・絵/トロル 出版社/ポプラ社
本の内容:おしりたんていのもとに届いたのは、差出人不明の封筒。中には暗号で書かれた手紙と地図が入っていた。おしりたんていと助手のブラウンはまだ見ぬ依頼人を助けるため、地図に記されていたジャングルの奥深くへと向かう。仕掛けだらけの遺跡の中に足を踏み入れたふたりを待ち受けていたもの、そして依頼人の正体とは…。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
読んだときに、じぶんがぼうけんの世界にはいったかんじだったからこの本を選びました。
5位『おしりたんてい かいとうVSたんてい』
作・絵/トロル 出版社/ポプラ社
本の内容:おしりたんていのもとに依頼にやってきたのはオオヤギ家の執事ヤギスチャン。大泥棒かいとうUからの予告状が届いたというのだ。おしりたんていは最強のライバルかいとうUからオオヤギ家に代々伝わるお宝「ほしぞらのかがやき」を守れるのか!?
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
最近は下の妹にも読んであげてます。絵本もあるからきょうだいみんなで楽しく読めて、僕が一番大好きな本です!
4位『おもしろい!進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典』
監修/今泉忠明 出版社/高橋書店
本の内容:笑えて、ちょっとためになる“ざんねん”な生き物の真実がたっぷりつまった1冊。『ざんねんないきもの事典』の続編。さらに、恐竜などの絶滅種も掲載。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
本当のことがかいてあると大きな図かんでちょこちょこ調べるよりとても楽だったので良いなと思ったからです。
3位『りんごかもしれない』
作・絵/ヨシタケシンスケ 出版社/ブロンズ新社
作品の内容:これはりんごじゃないかもしれない。もしかしたら、大きなサクランボのいちぶかもしれないし、心があるのかもしれない。実は、宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない…「かんがえる」ことを果てしなく楽しめる、発想絵本。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
先日も給食のみかんを手に取って、「これはもしかしたら、みかんの形をしたりんごかもしれない?」とか「これはもしかしたら、みかんの形をしたUFOかもしれない?」とか言って遊びました。
2位『あるかしら書店』
作・絵/ヨシタケシンスケ 出版社/ポプラ社
本の内容:このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
ぼくは作家になりたいので、『作家の木の育て方』をあるかしら書店で買いたくなりました。
1位『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』
監修/今泉忠明 出版社/高橋書店
本の内容:いきものの残念な一面に光を当てた本。「紫外線をあびると光る」サソリや、「敵におそわれると死んだふりをする」オポッサムなど、不思議な生き物を122種紹介。
こどもプレゼンターがこの本を選んだ理由
僕はこの本を読んで、いろんないきものの、ざんねんなところをしりました。そして、ざんねんなところを、かいぜんしていきたいと思いました。
強い!ヨシタケシンスケさんは4冊もランクインです。ヨシタケシンスケさんの本が4冊もベスト10にランクイン。コミカルで妄想や発想が広がるストーリー展開が魅力的な作品は、子供だけでなく大人のファンも多く、親子で一緒に楽しめる絵本としても人気。また、1位に選ばれた「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」は、続編も4位に選ばれていました。図鑑のような役割だけでなく、いきものの残念なところにスポットを当てたことが、たくさんの子供の心をつかんだようです。残念な部分が面白く、また愛おしく感じ、いきものがもっと好きになるきっかけにもなりそうです。
総選挙で発表された作品の中で、まだ読んだことがない本もあるかと思います。これをきっかけに新しい本に出会ってみてはどうでしょう。そして、今年も子どもの日に第2回の投票結果が発表されます。とっても楽しみです。