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みんなちがってみんないい

視覚障害支援(その2)

見えなくても使える便利グッズ
音声で聞けるもの、触ってわかるもの、見やすいもの、見やすくするものといった、視覚障害者の生活を助けてくれる便利グッズはたくさんあります。

わくわく用具ショップ「視覚障害者用商品カタログ」

なかには、押すだけで調味料を量れるキッチン用品や、音声を聞いて操作できる電化製品などが紹介されています実は、最近では100円ショップでも似た機能の商品が販売されているのです。もちろん普通の雑貨屋さんでも視覚障害者にとって便利なものを見つけることがあります。つまり、便利グッズは視覚障害者だけが使用する特別なものではないのですね。見えにくくなった高齢者、文字の読めない子どもなど誰もが扱えるからこそ、便利で身近なものなのです。これらは、ユニバーサルデザインと考えていいかもしれません。

ガイドヘルパー
視覚障害者が外出する際、ガイドヘルパーに付き添ってもらうという方法があります。この制度は通勤・通学には利用できませんが、買い物や通院、旅行などへの外出や活動を介助するものです。ヘルパーは移動や排泄・食事の介護、代筆・代読、危険回避のための支援などを行ってくれます。これまで家族に付き添ってもらっていた視覚障害者のなかには、「家族に迷惑をかけて悪い」「頻繁に外出するのは気兼ねする」と、外出を控えていた人がいました。いまではこの制度を使うことで、自分の好きなときに外出できるようになったのです。

ガイドヘルパーを利用するには事業所に登録し、予約をしないといけないので、急な外出には間に合わないということがあります。また、1ヶ月の利用時間数に制限があり、計画的に利用しないといざというとき外出できません。利用料がかかるため「経済的負担が増えた」という声もあります。しかし「好きなときに好きなだけ出かけたい!」と考え、白杖を持ってひとりで外出できるよう歩行訓練を受ける人は増えてきています。行きなれた場所へはひとりで、はじめて行く・介助が必要だと思う場所へはガイドヘルパーと一緒に、と使い分けるようになっているそうです。
6面すべて白一色のルービックキューブです。各面の感触が異なるため、手触りで面を判断し、そろえていきます。