すてっぷ・じゃんぷ日記

「どうやって行く?」

 皆さんは初めて一人で、または友だちなどの子どもだけで、遠出したときのことを覚えていますか? 筆者も、四条河原町の映画館まで、電車を使って行ったことをよく覚えています。大人になれば当たり前に電車に乗って外出することも、子どものときの初めての経験は、ドキドキ、わくわくしたのではないでしょうか。

 先日、じゃんぷの小学生メンバーで兵庫県の池田市にある、カップヌードルミュージアムにお出かけしてきました。もちろん職員が付き添いますが、この日は先導しません。当日までの話し合いも含めて、子どもたちだけで相談して、行先や行く方法を決めてきました。

 外出に行くのは、Jくん、Kくん、Lくん、Mくんの4人。4人はまず、外出先をカップヌードルミュージアム、お昼ごはんは近くのやよい軒で食べることを決めました。そして「どうやって行く?」「グーグルマップで調べよう」とiPadを準備します。Jくんが代表してiPadに入力。「一番近いのは池田駅だって」「経路検索ってどうやってしたらいいの?」職員に助けを求め、職員は最低限の助言や操作をします。経路検索で出発地を入力するときには、「西向日駅からでいい? 前もそうだったよね」と、過去の経験も生きました。「乗り換え駅はどこ?」「十三駅で宝塚行急行。5番ホームらしいよ。」と乗り換えや時間も調べ、調べた事は、職員が用意した表を元に、一人1つの自分のしおりとして、その場で書いていきます。「もしみんなとはぐれたらどうする?」トラブルが起きたときの対応を職員が質問すると、「電話する!」「でも携帯ないよ」「公衆電話って知ってる?」「何それ」「俺知ってる。駅にあるやつでしょ」と答えます。最後に緊急時用に事業所の電話番号を書いて完成! 一人一つずつ、自分で書いたしおりが出来上がりました。

 さあ、あとは当日を待つばかりです。子ども達には、職員は後ろに付き添うのみで、自分たちだけでカップヌードルミュージアムを目指す事を予告しました。さて、子ども達は自分たちの力を発揮して、無事カップヌードルミュージアムにたどり着くのでしょうか? 次のブログに続きます。