ぼくの「恐竜園」!
すてっぷやじゃんぷでは、定期的に新しいボードゲームにチャレンジしています。先日遊んだ中で「これ、おもしろい!」となったゲームが「ドラフトザウルス」です。「ドラフトザウルス」はみんなで順番に恐竜を選び、自分の動物園ならぬ「恐竜園」のオリに恐竜を入れていきます。このとき、オリのテーマ(同じ種類を入れる、全部違う種類を入れるなど)に沿って恐竜を入れることができると得点が増えていき、最終的に得点が高い=テーマに沿って恐竜を集められた人が勝利するというゲームです。
このゲームのおもしろいところは、恐竜を選ぶときに自分の手の中で隠しながら1匹選ぶのですが、選ばなかった残りの恐竜は次の人に回すことです。つまり自分が選ばなかった恐竜を他の人が選ぶかもしれないということも考えられますし、次に自分に回ってくるのがどんな恐竜かわからない中で考えないといけないということです。そのことにいち早く気づいた小学生のDくん。「他の人の恐竜園を見るのがコツやな!」とみんなに伝えました! 気づき自体も素晴らしかったですが、それを友だちや職員に確認しながら共有しようという行動自体も、とても素晴らしい!と目を見張るものでした。
次々に恐竜を選び、自分の恐竜園に置いてから、選ばなかった恐竜たちを次の人に回していく子どもたち。回ってきた恐竜たちに大喜びしながら、自分の恐竜園をテーマに沿って完成させていきます。他の人の恐竜園を見て「あの人が緑の恐竜集めてるから、緑をそろえるのはあきらめよう」と自分で決めることができた子がいれば、職員と一緒に「あの人が黄色の恐竜を集めてないから、自分に黄色の恐竜が回ってくるかも。それならこっちのオリに入れた方が…」と考える子もいました。1人でのゲームとはまた違い、駒やボードを使うことで友だちや職員と考えや予想を共有しながら、他の人の選択や考えを読もうと頑張る姿が見られました。
また既存のものも含めてボードゲームにチャレンジし、取り組んだゲームの狙いをお伝えしながら、子どもたちのがんばりを紹介したいと思います。