新着
 2024年度もあと少し。卒業のシーズンがやってきました。すてっぷの高等部生2名も先日、支援学校で卒業式を迎えました。  AくんもBさんも、すてっぷができた当初から7年近く通ってきました。初めの頃はボールでいっしょに遊ぶこともあり、Aくんがてんで違う方にボールを投げると、「Aくーん」とBさんがたしなめるように言いながらボールを拾いに行ったものでした。ただ課題自体はAくん、Bさんそれぞれ違い、次第にすてっぷでのグループも別になって、自分の課題にチャレンジしていくようになりました。  Aくんは歩くことや食べることからのチャレンジでした。補装具をつけ、学校や家庭でも運動や訓練を行う中、すてっぷでもさんぽや食事に取り組んできました。車いすの手すりを持って体を支えながら歩き、ミキサー食やとろみをつけたお茶から始めました。今ではある程度重い自分のカバンを持っても転ばないようしっかりと歩くようになり、かむ力や嚥下の力が付いたことで、普通食や普通のお茶を食べたり飲んだりできるようになり、外食も楽しめるようになりました! 絵カードも近くで見ることで見分けがつき、何のカードか分かってスケジュール理解ができた...
ブログ
03/01
パブリック
 前回「どうやって行く?」(2025/2/22)で紹介した小学生のJくん、Kくん、Lくん、Mくんの4人。池田市にあるカップヌードルミュージアムへのお出かけを自分たちで調べて計画しました。  いざ当日。少し曇っていましたが、雨の心配はなさそうです。前回子どもたちが1人1つずつ、自分で作った自分用のしおりを職員が渡します。今日のお出かけでは、職員が作った予備のしおりも持っていきますが、自分で作ったしおりをまず確認するように言いました。子どもたちは自分で書いたしおりを見て、もう一度経路の確認。「西向日駅まではどうやって行くの?」「俺が分かるよ」と相談してから、さあ出発です。Jくんが先導して、西向日駅まで歩きます。西向日駅から電車に乗る前に「次はどの駅で降りる?」と確認すると、Kくんが手元のしおりを見ながら、「長岡天神駅。乗り換えるから」と答えます。長岡天神駅で特急に乗り換えたあと、Lくんは次に降りる十三駅にいつ着くか気が気でないようです。電車が次のアナウンスをするたびに、「次は十三駅?」と友だちに確認します。「(車内の)掲示板を見ればわかるよ」と教えてもらい、Lくんは掲示板で「次の次が十三駅だね」と確認し...