みんなちがってみんないい
ブロークンレコードテクニック
一度指示を出して無視(適切な行動を起こすまで子どもに注目しない)を開始したにもかかわらず、どうにもならないときがあります。そんなときはブロークンレコードというテクニック方法があります。これは、子どもが好ましくない行動をしたとき、親が「壊れたレコードプレーヤー」のように同じ指示を繰り返す方法です。CCQ=『Calm(カーム/穏やかに)、Close(クロース/近くで)、Quiet(クワイエット/静かに)の略で、親自身が穏やかに、子どもに近づいて、静かな声で指示を出すこと』で、指示を同じ言葉で正確に繰り返し伝えます。決して感情的にならず、表情をかえず、淡々と指示を出します。そんな毅然で冷静に指示を出す親の態度に子どもは「これはいくら逆らっても無理そうだ・・・」と思い、その好ましくない行動をやめます。
子どもが直ちにやめれれば、そこですぐに褒めます。このようにけして褒めることを忘れてはいけません。ブロークンレコードテクニックは親がいかに感情をもちこまず、せかさず、指示が出せるかです。指示は3分間隔で、15分から20分くらい様子を見てみましょう。子どもは親のいつもと違う行動に戸惑い、びっくりしますが、確実にインパクトを与え、いつもと違う変化を読み取ります。これはいい手ごたえです。
そんな親の変化を読み取った子どもはなかば、諦め状態で、「分かった分かったもういいよ~」と言いたくなってしまうでしょう。それが狙いです。そこできちんとやめられたら、すぐに褒めて終了です。ここでも褒めることが根本にあります。決して褒めることを忘れてはいけません。指示に従えたら必ず褒めて終了にしましょう。
平成生まれは クラブに行った人以外はレコード知らないけどね