今日の活動
冬休みの宿題
小学校も今日から冬休み。学校の先生方とも良いお年をと言葉を交わして「お迎え」をしてきました。子どもたちは「早く宿題を終わらせて楽しく冬休みを過ごしたい」とそわそわしています。その一方で「どうせまた苦手な繰り上がり下がりの計算問題があるから憂鬱やねん」「憂鬱なものからさっさと終わらせたいねん」と話します。
学校は相変わらずドリル一本やりの宿題が多いです。それがワーキングメモリーの弱い子どもたちに学習性無力感を与えるものだとは知らないようです(知ってたら問題ですが…)。子どもの嫌うドリル学習をいくらやってもワーキングメモリーは鍛えることはできません。脳は楽しいという情動で学習が成立するからです。
もちろん速音読や暗算やNバックトレーニングはワーキングメモリーを鍛えます。ワーキングメモリーを鍛えることは物事の段取りや見通しの力というプランニングの力も伸ばしていきます。つまり人に頼らないで過ごせるのですから、生活の自由度は増大します。自由に生活ができれば、自尊感情は当然高まります。
しかし、ここで、鶏が先か卵が先かの話をしていてもしかたがありません。要するに苦手な音読や暗算とは思わせずにワーキングメモリーを鍛える楽しい学習をどう演出するかです。デジタルデバイスを利用してゲームのようにトレーニングする機器も出ています。高額ですし、誰にでも効果があるのかどうか確認できないので、お勧めはできないのですがいくつか商品化されているものもあります。http://www.cogmed-japan.com/
「ワーキングメモリー 05/07」でも書きましたが、この力は生活に欠くことができません。ワーキングメモリーのピークは30歳だそうですからどの子も伸ばせる可能性があることは確かです。
赤が改善状態の悪化したもの 黄色が不変 緑が更に良くなったもの
感情表現
Bさんがニヤニヤしているのでなんか変だなーと思ってたら、スタッフの服にマーカで色を付けたというのです。本人に問い質すと何でそんなことをしたかわからないというのです。このシチュエーションなら、悪戯してやろうとニヤニヤして実行に至るの図です。しかし、Bさんは違うのです。Bさんは調子が悪くなるとニヤニヤするのです。そして、大昔に叱られて最悪の気分になった不適切な行動を再現するのです。いわゆるフラッシュバック行動です。ASDの人の感情表現を読み取るのは難しいときがあります。感情表現も学習の対象にしているのはこうした自己フィードバックと表現の苦手さもあるからです。
風邪流行のきざし
利用者の中にもスタッフの中にも風邪気味の人が増えています。感染症情報センターのデータhttp://www.pref.kyoto.jp/idsc/index.htmlでは、乙訓はこの1週間インフルエンザ が「流行入り」と咽頭結膜熱(プール熱)が増えてきています。咽頭結膜熱(プール熱)はプール感染だけでなく年中飛沫感染もします。発熱・結膜炎・咽頭炎の3つの症状で、5日程度の発熱、目の充血かゆみ、せきなどです。予防は手洗い、飛沫防止ですがアデノウィルスの感染力は強力で学校伝染病第2種(はしか等と同じ)に指定されており、インフルエンザと同じく解熱後2日まで出席停止です。
終業式
今日は府立の特別支援学校の終了式。京都市と小学校は24日です。学童保育や放デイはこれからが毎日朝から晩までの日課になります。府立学校は冬季休業、それ以外の学校は開業の場合は、所属している学校が休業かどうかで帰り(送り)の時間が違います。休業日の子どもは基本的に16時まで開業日の子どもは17時までがサービス時間です。
本日の昼食はふわふわ天津飯。柔らかいのもおいしいです。関東では「天津丼」、関西では「天津飯」と呼ぶことが多いそうです。
買い物
自分の気に入ったおやつを買いに、近くのスーパーまで買い物に行きます。まだ食品は8パーセントなので外税計算はややこしくて、暗算というわけにいきません。電卓持っていくのもいいのですが、こんな時にこそ、キャッシュレスで子どもでも払えるデジタルマネーが欲しいものです。おそらく10年もたたないうちに日本もキャッシュレス社会になっていくはずです。限度額が設定でき用途も記録に残るデジタルマネーの方が大人ははるかに管理しやすいです。
しかし、この条件にあてはまるものは15歳以上から持てるデビットカードくらいしかありません。ただ一つ、6歳から持てる電子マネーがあります。交通系ICカードです。ICOCAは前払いチャージ式でコンビニでもチャージできますから便利です。物品購入履歴はチャージ機では金額しかわからないですが、レシートをノートに保存する習慣をつければ残高も確認できます。キャッシュレス時代に向けての準備教育のために、或いは計算の苦手な方への買い物の自立支援のために交通系ICカードはお勧めです。子どもICOCAはみどりの窓口でお子様であることを証明する保険証などを持っていけば購入できます。