みんなちがってみんないい
相談支援事業とは
相談支援事業所とは、障害のある人が日常生活や社会生活を営む上で、困ったことやわからないことなどがあった場合に、相談することができる場所です。また、障害福祉サービス利用のための利用計画の作成、施設等から地域での生活に移行するための支援なども行っています。
放デイに関わるのは「指定障害児相談支援事業所」です。つまり、この相談所が当事者(子ども・家族)のニーズを把握し、行政と必要なサービス量を交渉し、実際にサービスを提供する事業所とも受け入れられるか交渉をします。
ただ、いつも気になるのは、大人の都合が優先していないかということです。もちろん、保護者は就労や家事等の事情を抱えています。しかし、相談者は子どもの発達課題と家庭事情のバランスを取りながらサービスの内容を考えていく必要があります。そのためには、子どもの発達課題や発達特性を把握し、支援方法もある程度は知っておく必要があります。残念ながら、現在の相談システムは発達障害の子どもの実態を把握できる仕組みとは言えません。そうなると、利用者と行政と事業所の単なる調整役にしかなれません。
子どものことを知ろうと思えば何らかの直接的なアプローチが必要です。行動障害を持っていたり、コミュニケーションに課題があったりすればなおさらです。聞き取りだけでは分からないことが多いのです。相談事業所は子どもを直に支援しないという弱点がこの制度にはあると思うのです。
以下、相談事業所の種類と利用決定のプロセスを掲載しています。参考にしてください。
【指定特定相談支援事業所】
障害者総合支援法に基づくサービスを利用する場合に必要な、「サービス等利用計画」の作成・サービスを提供する事業者との連絡調整・サービスの利用状況の検証(モニタリング)などを行う事業所です。一般的な相談も可能です。18歳未満の障害児の場合も居宅サービス(居宅介護、重度訪問介護、短期入所など)を利用する場合はこちらになります。
【指定障害児相談支援事業所】
児童福祉法に基づく障害児通所支援のサービス(児童発達支援等)を利用する場合に必要な、「障害児支援利用計画」の作成・サービスを提供する事業者との連絡調整・サービスの利用状況の検証(モニタリング)などを行う場所です。障害児の入所サービスについては、児童相談所が専門的な判断を行うため、障害児相談支援の対象とはなりません。
【指定一般相談支援事業所】
地域生活への移行に向けた支援を行います。地域移行支援と地域定着支援があります。一般的な相談をすることもできます。地域移行支援:入所施設に入所している障害者または精神科病院に入院している精神障害者について、住居の確保等、地域での生活に移行するための活動に関する相談、各障害福祉サービス事業所への動向支援などを行います。地域定着支援:居宅で単身等で生活する障害者について、地域生活を継続していくために、常時連絡体制を確保し障害の特性に起因して生じた緊急事態等における相談、障害福祉サービス事業所等と連絡調整など、緊急時の各種支援を行います。
*指定障害児相談支援事業所は指定特定相談支援事業所の指定を受けていることが多いようです。子どもの場合は、居宅サービスのみの利用希望であっても将来的に障害児通所支援サービスを利用する可能性があるなら、指定障害児相談支援事業所を選ぶ方がよいでしょう。
*相談支援事業所や相談支援専門員によって、得意とする障害種がある場合があります。どこの事業所を選んだらいいのかわからない場合は、市区町村の障害福祉課など障害福祉を担当している窓口に聞いてみてください。基幹相談支援センターという地域の相談支援の中核を担う機関がある場合は、そこに問い合わせてもよいでしょう。
*訪問看護や訪問リハビリテーションなどの医療保険を利用するサービスのみの利用や、地域生活支援事業である日中一時支援事業などのみを利用の場合は、サービス等利用計画/障害児支援利用計画は必要ありません。
※サービス等利用計画/障害児支援利用計画
障害福祉サービスや障害児通所支援を利用する場合、作成が必要なものです。原則として、相談支援専門員が作成しますが、本人や家族等がセルフプランを作成することもできます。
サービスを利用する子ども本人や家族の意向を踏まえて、総合的な援助の方針や解決すべき課題を踏まえ、適切なサービスの組み合わせを記載した総合的な計画です。
複数のサービスを利用する場合、それぞれのサービスを提供する事業者が同じ目標に向かって協力して支援していくための連携ツールになります。
※サービス利用の流れと相談支援事業所の関わり
障害福祉サービスなどの利用開始までには様々な手続きが必要になり、相談支援事業所はそのお手伝いをしてくれます。具体的には次のような流れの中で相談支援事業所の関わりがあります。
1 利用申請 市区町村の窓口に利用したいサービスの申請をします。
2 相談支援事業所を決める サービス等利用計画/障害児利用支援計画の作成を依頼する事業所を探します。
3 相談支援事業所との面談
4 サービス提供事業所の見学をする 児童発達支援事業所など、サービス提供事業所の見学をして、どの事業所を利用するのかを決めます。
サービス等利用計画案/障害児利用支援計画案の作成 相談支援事業所に作成してもらい、市区町村に提出します。
5 支給決定 サービス内容や支給期間が決定し、受給者証が交付されます。
6 サービス担当者会議の実施 保護者、担当の相談支援専門員、サービス提供者で支援の方向性について話し合います。
7 サービス等利用計画/障害児利用支援計画の完成
8 サービス利用の開始 サービス提供利用者と契約し、利用を開始します。
*1~4は順番が入れ替わったり、同時進行する場合もあります。どのようなサービスを受けたらいいのか決めかねる場合は、最初に相談支援事業所に相談して、申請や見学も一緒に行ってもらうこともできます。
接触8割減へというが…
今回の提言で、子どもの過ごし方について痛いのが、公園に人が大勢いるから空いた時間に行けと言う提言です。放デイなどはこれを言われると行く場所がなくなり、まさか狭い事業所の中に閉じ込めておくわけにいかないので、結果的には事業所を閉鎖するしか選択肢がなくなります。
長岡京市などは、めぼしい公園は全て閉鎖されているといいます。雨が降ったときの高架下公園などは本当に子どもたちの運動のために助かったのですが、閉鎖です。汚染されるかもしれない遊具を触るからというのが理由でしょうが、結局その後どうなっているか行政は把握しているのでしょうか?危険な空き地や道路で遊ぶ子供が増えているのを知っているのでしょうか。それでも、俺たちはやる事はやったからねという事でしょうか?遊具に張り紙をしてみるとか、役人を巡回させて話を聞いてみるとか調整してみるとかしないのでしょうか?短絡的なこのような措置には大勢の保護者から糾弾されても仕方がないと思います。
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接触8割減へ「10のポイント」 政府専門家会議
【朝日デジタル】2020年4月22日 23時13分
政府の専門家会議は22日、帰省や飲み会をオンラインで行うなど人と人との接触を8割減らすための「10のポイント」をまとめた。外出自粛要請後に人が多く集まるスーパーや公園での対策が課題とし、スーパーでの入場制限、公園の一律閉鎖を避けるための使い方の工夫などを求めた。
新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が7日に出てから2週間がたつ。同会議は、宣言後の状況を分析。東京都内の主要な駅の人口が69~87%減少するなど、人の移動が大きく減ったとする一方、データからは8割削減は達成されているとはいえないと指摘した。必要とされる人との接触の8割減については「現段階では確認できていない」と評価を見送った。
分析とともに同会議がまとめた提言では、医療提供体制について、「医療崩壊」の防止と重症化防止により、死亡者数の最小化に力点を置いていく方針を示した。PCR検査は、検査の人材や試薬などが不足する恐れを指摘し、水際対策でのPCR検査の縮小を提言した。
再流行を防ぐ目的でクラスター(感染者集団)が発生する危険のある場所や大規模イベントなどは解除後も自粛要請が続く可能性があると盛り込んだ。大型連休の対応では、都道府県境を「またぐか否かに関係なく」、人混みに出ないよう強く要請している。
会議後、西村康稔経済再生相は宣言の解除に向けて「5月6日ギリギリまで専門家に分析していただく」と述べた。専門家会議の後に開かれた政府の対策本部では、安倍晋三首相が「一層の国民のみなさまの努力が必要な状況だ」と述べ、一人ひとりが行動を改めて見直し、人と人との接触を8割減らすよう求めた。大型連休中の帰省をビデオ通話を使った「オンライン帰省」とすることなど、専門家会議がつくった10のポイントを参考に「いま一度行動を見直していただきたい」と訴えた。
首相は「緊急事態を早期に終息に向かわせるためにいまが非常に重要な時期だ」と強調。8割の接触削減ができていないとみて、「何としても8割の低減を実現するべく、感染拡大防止に向けた取り組みを徹底したい」と訴えた。一方、5月6日までとなっている宣言期間の延長や解除に向けた見通しや手続きについては示さなかった。(安倍龍太郎、姫野直行)
武漢ウィルスの報道
メディアは毎日武漢ウィルスに何人感染したかを報道し、私たちはその報道を見て毎日落胆してるという図が日常となりました。3月から学校を休校しようが4月から緊急事態宣言をしようが、まだ明確な効果があがっているとは言いにくいというのが政府の見解です。ただ、下記のグラフは感染者累積数ですからグラフが下降することはないし、対数グラフなので少々減っても傾き変化は微細なので、但書はあるにせよ、やや煽り気味の印象は受けます。効果の有無を表現するなら新規患者数や死亡数の変動をグラフ化すべきです。
感染拡大の速度を落として、入院患者が病院からあふれだす医療崩壊を防ぐのが目下の目的です。何しろ日本の医師はイタリアより率が低いのです。しかし、ワクチンか抗ウィルス剤が開発されない限りは、感染は誰にも平等に広がっていきます。明確なのは、重症化する確率が高いのは老人であり子どもや働き盛りの人たちではないことです。そうであるならば、全体に網を張る規制はこの辺にして、老人のソーシャルディスタンスを厳しく特措法で規制したり、老人に特化した防疫施策をとるとかしたほうが良いのではないかと思ったりもします。
社会機能全般のレベルは落とさないとしたスウェーデンの緩やかな防疫の規制がうまくいくかどうかは神のみぞ知るところで、後世で証明するしかありません。少なくとも完璧に感染を封じ込めることは無理で、先の薬物の開発や新しい防疫施策を講じるための時間稼ぎだという事をメディアはもっと説明する必要があるとおもいます。
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東京の感染者倍増ペース6日→11日に 収束なお不透明
【朝日新聞デジタル】2020年4月21日 21時56分
最初に緊急事態宣言が出て2週間がたった。累計の感染者数は7都府県とも増え続けているが、福岡は約3日で約2倍に急増していたのがここ1週間は勢いが収まり、倍増する期間は7日より長い。福岡を除く6都府県は宣言前後は約1週間で倍増していたが、最近1週間ほどはわずかに勢いが緩やかになってきている。ただ増加が鈍っても、感染拡大が収束するまでの期間を見通すのは難しい。
朝日新聞が厚生労働省の公表データをもとに計算したところ、宣言前の7日までの1週間では、東京は累計感染者数が2倍になるのに約6日かかるペースだったが、21日までの1週間は約11日だった。福岡は7日までの1週間は約3日で2倍だったが、直近1週間は約12日に。大阪や神奈川でも同様の傾向だ。
新型コロナの潜伏期間などから、報告される感染者数の傾向は2週間ほど前の感染の状況を反映しているとされる。ソフトバンクの子会社「アグープ」がスマホアプリで集めた位置情報をもとに推計した、7都府県の主要駅周辺半径500メートル(毎日午後3時現在)の1週間の累積人口をみると、新宿駅は、6日までの1週間は前週より約18%減。7日からの1週間は前週比約33%減、14日からの1週間はさらに前週比約28%減だった。7都府県とも宣言後に大きく減る傾向は共通していた。
政府は不要不急な外出の自粛などで人同士の接触機会を7~8割減らすよう求めている。人出が必ずしも人との接触を表すわけではないが、感染者の増加の鈍化は自粛の影響が出つつある可能性がある。
ただ、1月下旬と最近1週間の人出の削減率を比べると、梅田(大阪)が81%、新宿74%、天神(福岡)65%、大宮(埼玉)61%、千葉52%と都市ごとのばらつきは大きい。
入院患者が回復したとしても退院まで時間を要する。累計患者数は増え続けており、病床不足など医療現場がさらに逼迫(ひっぱく)する恐れは高い。
沖縄県立中部病院感染症内科の高山義浩副部長は「外出自粛の成果はこれから明らかになる。クラスター(感染者集団)対策と、自主的な感染対策という日本の手法が有効だったのか、続ければいいのかが見えてくる。新型コロナウイルス自体はすぐには地球上からなくならないことを前提に、どう付き合っていくかを考えていく必要がある」と語る。(嘉幡久敬、伊藤隆太郎)
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休校終了はいつ?
新型コロナウイルスの感染拡大で長引く休園・休校。未だ終息の道筋が見えない中、感染はもちろん、学力の低下、部活動の休止などへの不安や戸惑いがたくさんあります。
4月6日~13日に実施したJ:COMの投票機能を使った男女703人の調査(コア層35~49歳)では、「5月連休明け」で、37%だったそうです。日々、コロナ感染者数が拡大する中、休校措置が取られる5月6日までに完全終息というのは望み薄のようです。しかし、ひとつの目安として、連休明けの学校再開に期待している人は多いと思います。
2位は「終息するまで通信制にすべき」(29%)、「通常通り4月から」(11%)、「6月」(8%)、「4月下旬」(4%)、「お盆休み明け」(4%)、「9月」(4%)、「7月」(1%)、「10月」(1%)という結果になりました。
2番目に多かったのは「通信制」です。政府は長引く休校対策として、公立学校にオンライン授業を導入するため、インフラ整備のほか、放送大学やNHK(Eテレ)も使うと言います。このほか、学校のパソコンやタブレットを自宅で利用することを目的に、モバイルルーターの貸与(通信量は自費)や、遠隔授業で教科書などを使用するための改正著作権法を28日に施行し、遠隔授業導入の準備を進めているようです。
しかし現時点では、自宅学習の参考サイトを家庭に通知する程度の対応にとどまっているケースも多いです。各家庭のネット環境は所得や家族構成等によって多様です。家のパソコンは親がテレワークで1日中使っている場合もあります。必要ページをプリントアウトしようとしても、印刷環境も異なります。さらに、兄弟がいる家庭は光回線でないと動画対応が難しいと思われます。特に公立の学校は、環境が十分でない子が「遠隔授業」からこぼれていくことが決してないよう、公平性を担保するようにきめ細かい対応が必要になります。
この期間が教育権の制限とならないように、各自治体の長が政府待ちにならず、できることから施策を実行してほしいものです。休校時のモバイルルーターやセルラー型端末の通信費用の公費負担などは、休校中は給食の公費負担がないのですからやる気になればできることです。各学校では、大型災害や不登校に対応できる公教育でのリモート学習環境を作る良いきっかけとして、教材作りに取り組んでみてはどうかと思います。
中学校での発達障害支援
中学校に入学するとき、特別支援学級にするか普通学級にするか小学校とは異なって、子どもの意思が大切になってきます。知的な遅れがないか、あっても気にならないごく軽い程度のものであれば、ちょっと変わっている子という印象を持たれがちですが、集団生活を余儀なくさせられるわけですから、コミュニケーション能力や行動の適応が難しいような時は、特別支援学級を使うことを検討してみる余地は十分にあります。特にLDの問題は進学や就職の進路に関して、避けて通れず、読み書き障害の有無が小学校卒業時ではっきりしないなら入学時に信頼のおける機関で検査を受けてはっきりさせておくべきです。LDなのか軽度知的障害なのかその両方なのかによって、学習支援は変わって来るからです。また、この違いを重視している担任ならかなり信頼ができると言えます。
中学生の子どもに見られる発達障害の特徴は様々ですが、小さなころから家庭や学校で注意を受けているような時は自己評価が低くなりやすい傾向にあります。また、その場の空気を読みにくいため誤解やいじめを受けやすいのも中学校時代に見られる特徴の一つです。これが不登校になったり引きこもってしまったりする子が中学で増える理由の一つです。
そして、発達障害を持つ本人も自分がほかの人とどこか違うと感じるようになるのもこの時期です。中学生の思春期にさしかかる時でもあり、他者と自分の違いを感じやすく、それを欠点を思ってしまうことも少なくありません。なので、これを個性と認識させ、苦手なことを克服することも大切ですが、得意なことに目を向けさせると、個性がのび、子どもが社会生活や学校生活を送りやすくなります。
グループ行動が苦手なこともありますが、仲間に入れないのには相応の理由が、個々にあるものです。なぜ孤立しているのかがわからないため、どうしたらいいのかもわかりません。さらに、グループ行動がとれないことを悩むこともないので、一人行動が多くなったり友達ができなかったりといったこともこの時期には多く見られます。中学生に始まったことではないのですが、総じて発達障害のある人は集団生活が苦手なものです。ところが中学生は同調することを良しとする年代もあるので、彼らにとっては過ごしにくい場合が少なくないです。
教科ごとに担任が違うと持っていくものを忘れてしまうことが良くあるため、ICTのメモなどでカバーしたり目に見えるところに備忘録を書いておいて、必ずその場で確認させるなど工夫をして予防します。同時に二つのことを行うことができず、一度に指示を出されると頭が混乱してしまうため、指示は一つ一つ出すなどといった工夫が大事です。個人差がかなりあるため、一概には言えませんが、他者との違いや得手不得手の理由を明確にして、自学自習や自己点検の習慣を身につけることを目標にしながら、学校生活になじめるようにしていくことが大切です。
Zoomで会議
Zoom は、2011年に中国人 Eric Yuan 氏によってカリフォルニアのサンノゼで創立された会社です。サンノゼは、シリコンバレーの中心地です。「Zoom(ズーム)」というのは短縮名で、企業の正式名称は、Zoom Video Communications です。ビデオミーティングを中心に、ウェビナー、グループメッセージング、会議室ソリューションなどのクラウドサービスを提供しています。
創業者の中国人 Eric S. Yuan 氏は、以前、世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社Ciscoの技術部門の副社長として、ビデオ会議システム WebEx製品の中心となっていた人物です。Zoom の経営陣には他にも CiscoのWebEx の中心メンバーや、同種のサービス BlueJeans のメンバーが在籍しており、ビデオ会議のシステムや業界を熟知した会社だと言えます。つまり、Cisco社のWebEx Meetingsを大衆レベルで気軽に使えるように改良し宣伝したのがZoomと言えます。Zoom のサービス自体は、2013年1月に始まり、2013年5月までに100万人のユーザー数が2014年6月には1000万人に増えました。武漢ウィルスの感染の影響でテレワークが爆発的に進んだ昨今は、おそらく2億人を越えたと言われています。
Zoomは、Windows、Mac、Linux、Chrome OS、iOS、Android などさまざまなクライアント環境から利用できるWEB会議システムです。Skypeなどのオンラインテレビ電話とは、用途が全く異なります。ミーティングの主催者は会議室を設定し、その会議室番地を参加者に伝えます。参加者は会議番地(URL)をクリックするだけで参加でき、アカウントを取得する必要もなく、料金も発生しません。クラウド上のファイルを共有する方法と同じだと言えます。
また、ミーティングルームでは、主催者の使える機能と参加者の使える機能が分かれています。主催者は、参加者が快適にミーティングを遂行できるよう、参加者やミーティングを簡単にコントロールできるようになっています。Zoomはあれこれ考えなくても直感的に操作がしやすいのでビジネスシーンよりも日常生活で広がったとも言えます。
子育て中の保護者や家を離れる時間がなかなかもてない人には、Zoom はとても役に立つツールです。Zoomの無料コースはLINEのグループトークのビデオ版と思えばいいかも知れません。遠くまで出かけなくても自宅に居ながらにして打ち合わせや情報交換ができるのは助かります。無料コースの制限時間は40分です。一旦切って続けることも可能ですが、40分くらいがミーティングには最適な時間とも思います。どのスマートフォンでも主催も参加もできるのがこのツールの強みです。まずはアンドロイドかiOSのスマホかタブレット、カメラ付きのPCでインストールして試してみるとイメージが湧くと思います。
※3月にFBI=連邦捜査局が「Zoom」にセキュリティー上の問題があると指摘し、各国政府が使用を見合わせているのは事実です。会議の内容に秘匿すべき情報がないかどうかを考えて運用することは、個々人で判断することになります。
学習障害の子どもとの向き合い方のコツ
学習障害の症状には個人差があるため、教師や保護者は個々に合った指導法を模索する姿勢が求められます。学習障害の子どもは、これまでの失敗やまわりの大人から叱られた経験が多いことで、自信を失っている傾向があるため、まずは自信を取り戻せるようにサポートすることが大切です。学習障害の子どもが、学習や生活の上での困難をすこしでも改善・克服できるように、適切に向き合うことが大切です。
・個々に合った勉強法やトレーニング法を見極める
学習障害の症状には個人差があるため、適した勉強法やトレーニング法は子どもによって異なります。その子どもに合った勉強法、トレーニング法を見極めることが大切です。これは、保護者だけ、教師だけで考えられるものではありません。子どもにかかわるまわりの大人が協力し合い、最善の勉強法とトレーニング法を考えましょう。ただ、注意してほしいのはドリル学習です。あちこちの会社からLD向けとしてドリルプリントやソフトウエア―が販売されていますが、書くのが苦手な人には苦痛でしかないような教材が少なくありません。訓練を否定はしませんが、目の悪い人には眼鏡を合わせてから、耳の聞こえない方には手話を使って課題を教えるように、支援を明確にしてから取組みましょう。
・苦手意識をつくらせないために、楽しく勉強できる環境づくりをすること
読み書きや計算などがうまくできないからと言って、まわりの大人が子どもを叱ってしまうと、その科目に苦手意識を持ってしまう可能性があります。そうなると、勉強法やトレーニング法を工夫しても、前向きに取り組めなくなるかもしれません。子どもが苦手意識を持たないように、楽しく勉強できる環境を整えましょう。
・できないことを責めないこと
学習障害の子どもは、勉強が嫌いであるために読み書きや計算ができないわけではありません。そのため、できないことを責めてしまうと、つらい思いをしてしまう可能性があります。できないわが子にイラ立ちを覚える方もいますが、できないことを受け入れた上で、子どもにとってよい環境を整えるようにしましょう。
・甘やかし過ぎない
子どものミスを見逃すことや、欲求をすべてみたすことは望ましい結果を生まないという意見があります。ほめることは大切ですが、不必要にほめてしまうと、「できなくても大丈夫」と思い、勉強に向き合う姿勢を持てなくなるかもしれません。どこまでできたのか、その成功率などの事実に基づいて評価することが大切です。また、「学習の構え」を作ることは自学自習には欠かせない力です。まずは5分から、成果の上がることに少しづつ毎日取り組むことが大事です。
・周囲のサポートを受けながら子どもと向き合おう
学習障害は、読み書き、計算、推論などのいずれかが極めて苦手なことが特徴です。「もしかして学習障害かも?」と思ったら、まず専門機関に相談します。専門家や教師の協力を得て、1人で悩まないことが大切です。当事業所でも利用者のご相談は受け付けています。
ドロボー! 子どもと鉢合わせ相次ぐ
子どもの留守番には十分注意してほしいとの警戒情報は近隣自治体でも入っています。ご注意を。
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休校、留守番中にドロボー! 子どもと鉢合わせ相次ぐ 警察「家族で対策を」
2020年4月15日 20:04【毎日新聞社】
新型コロナウイルス感染拡大の影響により学校が休校となるなか、自宅で留守番していた小中学生が、窃盗犯と鉢合わせする事件が愛知県内で3件確認された。専門家は「鉢合わせは、強盗などの重大事件に発展しかねない」と警鐘を鳴らしている。
愛知県警によると、愛知県の尾張地方で3月23日午前、小学生の女児(10)が自宅に1人で留守番中、鍵の閉まっていない窓から侵入した男と遭遇。男は女児を見つけると何も取らずに逃走した。また、同日午後には、同じ地方の男児(11)が留守番中、2人組の男が窓ガラスを割って侵入。2人組は男児に「ずっと前を向いていて」と指示し、キャッシュカードなどを盗んで逃げた。
三河地方では4月9日午前、留守番中の男子中学生(13)が窓をたたく音を聞き、怖くなって2階に避難。侵入者との接触はなかったものの、窓ガラスが割られ、バッグなどが盗まれていたという。侵入されたのはいずれも戸建て住宅で、3人の子どもにけがはなかった。
愛知県では3月2日から小中学校で臨時休校が始まった。県独自の緊急事態宣言を受け、休校は5月の大型連休以降まで続く見込みだ。そこで県は、留守番中の子どもの防犯対策として▽玄関ドアや窓の施錠を徹底する▽在宅中であることを周囲に知らせるため、明かりやテレビをつける▽自宅近くで逃げ込める場所を決めておく――などを県内の小中学校に通知している。
県内の侵入盗は長年、全国ワーストクラス。留守中の子どもと窃盗犯の接触は重大事件につながりかねないとして、県警もツイッターで注意を呼び掛けている。担当者は「留守中に泥棒が入る可能性があることを子どもに教えることが必要。110番の仕方やどこに逃げるのか、家族で対策を話し合ってほしい」と訴えた。
防犯に詳しい龍谷大犯罪学研究センター長の石塚伸一教授(犯罪学)は「今後も休校が続くため、自宅で待機している子供が窃盗犯と鉢合わせする事態は、休校を続ける全国各地で起きる可能性がある」と指摘。「鉢合わせすることで、窃盗犯が驚き、強盗や殺人などの重大事件になってしまう危険がある。施錠の徹底や家に人がいるということが外からも分かるようにすべきだ」と話した。【高井瞳、ガン・クリスティーナ】
ペアレントトレーニング(通称:ペアトレ)とは?
ペアトレとは、親が子育ての知識とスキルを学ぶトレーニングです。ペアトレでは、子どものさまざまな行動に対してどう対応したらよいのかを学ぶことができます。ペアトレと言うと親だけが取り組むものかと思われがちですが違います。放デイスタッフをはじめ、子どもに関わる全ての関係者の重要なスキル習得法と言えます。(先生用という意味でTトレとも呼びます)
プログラムの内容は、対象や手法によってさまざまですが、多くのプログラムで共通していることがあります。それは、次の視点です。
・子どもの好ましくない行動に気づき、それを減らしていく
・子どもの好ましい行動に気づき、それを伸ばしていく
子育てをしていると、好ましくない行動を減らすことばかりに目が向きがちですが、実は、“好ましい行動をいかに伸ばすか”という視点が重要です。好ましい行動のレパートリーが増えると、自然と好ましくない行動は減少していきます。
これまでの研究から、ペアトレに参加することで子どもの気になる行動の改善だけでなく、親のストレス低減も報告されています。
親のストレスが低減した理由は、子どもに対する適切な対応を学ぶことによって、子どもの行動が変化し、子育てが楽になったためとも推測されています。
子どもの好ましい行動を伸ばすためには、“ほめる”ことも大切です。
子どものいいところ(好ましい行動)を伸ばすための“ほめのコツ”は二つです。
(1)結果ではなくプロセスをほめる
アメリカの心理学者ドゥエックは、能力を褒められた子(例:頭がいいね)よりも努力を褒められた子(例:粘り強く頑張ったね)の方が、やる気が高く、後の成績が高くなることを指摘しています。努力をほめられた子は、失敗しても「努力が足りない」と考え、失敗を乗り越えるためにチャレンジしやすいことがわかっています。
(2)子どもに「どうやったらそんなにうまくできるの?」と質問してみる
大人から“驚かれる”ことによって自信を高める子どももいます。また、小学校低学年ごろまでの子どもの多くは、“どうやったらうまくいったか”をあまり意識していないと言われます。そのため、親が「どうやったらそんなにうまくできるの?」と質問し、うまくいった方法を子ども自身が自覚できるように促すとよいでしょう。
そうすることで、次の機会も子どもにとって望ましい結果が得られる可能性が高まります。
一方、叱るときのコツですが、支援現場では“太く、短く、端的に”を合言葉としています。長々と叱っては、本質が見えなくなります。もちろん、嫌味やダブルバインドもNGです。
また、小さい子どもの場合は視点取得が未発達のため、「相手の気持ちに立って考えてごらん」という言葉がけは通じにくいです。“太く、短く、端的に”をポイントに、親は子どもに伝わりやすい言葉を選んでいきましょう!
※叱ることが逆効果となるケース
親に注目されたいという思いが強すぎて、わざと親をイライラさせる行動をとってしまう子どももいます。
親が叱れば叱るほど、望ましくない行動(親をイライラさせる行動)がエスカレートする場合は、親が叱ることが子どもにとっての“ご褒美”となっている可能性もあります。この場合、叱ることは意味をなしていません。
今回のようなケースへの対応についてペアトレの発想から考えてみると、好ましくない行動を叱るのではなく、“好ましい行動をしているとき”をあえて狙ってほめるのです(親をイライラさせる行動を1日中していることはないはずです。親子で楽しく過ごせている時間にたくさんほめましょう)。
“叱られる”ということも“褒められる”ということも、子どもにとっては親からの注目を得ていることに変わりません。そうであるなら、双方が気持ちよく過ごせるやりかたを選んではどうかと思います。
子どもの学び応援サイト
文部科学省は3月に、臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト(子供の学び応援サイト)を開設しました。新型コロナウイルスに伴う臨時休業期間における学習支援コンテンツについて、学校種別に紹介しています。
ポータルサイトには、「小学校」「中学校」「高等学校」「特別支援教育」「幼児教育」「リンク集」「児童生徒・保護者へのメッセージ」を掲載。「小学校」「中学校」「高等学校」は、臨時休業期間における各教科などの家庭学習の工夫および教材例を紹介。「特別支援教育」では家庭学習の参考資料、「幼児教育」では家庭での過ごし方への配慮を紹介しています。
小学校の内容をみると、国語、社会、算数、理科、生活、音楽、体育、外国語・外国語活動など、13の教科についてまとめています。たとえば算数では、活用できるリンク集として「おすすめキッズサイト一覧 算数・数学(一般社団法人教科書協会)」「なるほど統計学園(総務省統計局)」を掲載しています。工夫例では、「児童の学習状況に応じて、教科書の復習問題や補充的な問題に取り組み、これまでの学習内容の習熟を図ったり、教科書の発展的な問題に取り組み、これまでの学習内容について理解を一層深めたりする」などの使い方を紹介しています。
中学校は、国語、社会、数学、理科、音楽、外国語など12の教科についてまとめています。外国語では、「中学校外国語教材『Bridge』(文部科学省)」「えいごネット(一般社団法人英語教育協議会、文部科学省協力)」など4つのWebサイトを掲載。「教科書や中学校外国語教材『Bridge』を活用して、英語の文章を読んだり、その内容理解のための問を解いたりする」などの工夫例を紹介しています。
メッセージでは、児童生徒に向けて、学校の休業中は、夏休みや冬休みなどと同じように、いつもどおりの生活リズムで過ごすといった生活に関することや、1人で勉強することが難しい場合には、周りの人にみてもらったり、手伝ってもらったりするなど学習に関することについてアドバイスしています。
保護者に向けては、子どもが家庭学習を行う場合には、掲載したWebサイトを参考にするなどして、子どもが取り組みやすい学習内容を選択することを勧めています。
新聞の見出し
「京大病院95人一時自宅待機 旅行などの自粛要請守らず 新型コロナウイルス」の 京大病院の記事の見出しだけ読んでいると、京大の研修医らを責めているように読めますが、内容をよく読むと、用心のため2週間待機させるというのが中身です。京大側も新聞の記事に慌てて、事実関係をホームページで説明しています。戦中も、震災中も原発事故中もこんなふうに事実を都合よく捻じ曲げて、何かのプロパガンダに使われることを一番注意しなければなりません。正しい情報を、正しい価値観で見抜く力が求められています。
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京大病院95人一時自宅待機 旅行などの自粛要請守らず 新型コロナウイルス
2020年4月8日 10時24分【朝日新聞】
京都大医学部付属病院(京都市左京区)に今年度から配属された医師や研修医ら計95人が、新型コロナウイルスの感染拡大により病院から自粛を求められていた飲酒を伴う会合や国内旅行をするなどしたとして、自宅待機になっていたことがわかった。
同病院によると、内訳は医師28人、研修医57人、事務職員ら10人。研修医は4月に95人が配属されたといい、その6割に当たるという。同病院の職場主催の飲酒の会合ではないという。
同病院は2月以降、院内での感染を予防する観点から、4月から配属される人に対し、飲酒を伴う会合や国内旅行などの自
粛を要請していた。守られなかった場合に自宅待機になるとは伝えていなかった。
今のところ症状が出ている人はおらず、会合などから2週間が過ぎた人から順次、仕事を始めているという。病院の診療態勢に影響は出ていないとしている。同病院は、自宅待機にした理由について「ほかの病院での事例に鑑み、新規採用職員に対しても、より厳しく対応をした。診療態勢を維持し、患者に安全な医療を受けてもらうための必要な措置と考えている」とのコメントを出した。(小林正典)
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京大病院ホームページから
新規採用研修医の自宅待機に関する報道について
先般、本院に採用された新研修医が多数自宅待機になっていることに ついての報道がございました。京大病院を受診されている患者さんや関 係者の皆様にご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
本院では、本年3月に各地の大学を卒業したばかりで4月から本院で 勤務をはじめる新研修医に、4 月1日までの2週間の間に一回でも2人 以上(家族での食事を含む)で飲酒を伴う外食をしたことがあるか等に ついて自己申告を求め、該当する場合には外食等の事実があった翌日か ら14日間を自宅待機とすることで、感染リスクを徹底的にゼロに近づ ける措置を行いました。この自己申告をした新研修医が57名に上った というのが報道されている事実です。本院としては、就職予定の新研修 医等に旅行や外食等の自粛を予め連絡しておりましたが、必ずしも全員 が正確にその内容を十分理解できていたとは限らないなかで、研修医た ちは極めて真摯に自己申告してくれたものと認識しています。 未来の医療を担う若者です。温かく見守っていただければ幸甚です。 なお、これらの研修医等の中に、新型コロナウイルス感染症を発症し ている者は1名もおりません。
本院では、患者さんと医療スタッフを含む本院職員の安全を確保し、 高度な医療を継続的に提供し続けられるようにするために、家族での外 食の自粛を含む、厳しい基準での感染予防策を職員に求めております。 引き続き職員の感染予防に関する意識を高め、徹底した感染管理を行っ て、安心・安全な医療の提供を継続に尽力して参ります。
令和2年4月8日
京都大学医学部附属病院長 宮本 享
PECSの受講がオンライン化
武漢ウィルス感染予防の中で、テレワークだとかリモートワークといって、インターネットを使って家庭や職場から離れた場所でノートやタブレット型PCで仕事をする方が増えています。
研修も、一堂に会して行うのではなく、ネットライブで学ぶものが増えています。そして、今回ついにPECSも大阪会場や福井会場はZOOMというアプリを使うことになりました。つまり、家の中で講義を聞き講師に質問できるのです。これは、ある意味、家庭を完全にはあけられない保護者には朗報かもしれません。ということで、オンラインワークショップは宣言が終結するまで続くのではないでしょうか。
※ZOOMについては、セキュリティー問題が指摘されていますが、新しいバージョンは問題ないようです。
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PECSレベル1ワークショップ オンラインワークショップ開催
4月 10, 2020 | イベント
4月18-19日に Zoom®のプラットフォームを使用してオンラインでPECSレベル1のワークショップを開催いたします。 コンサルタントと通常現地で行われるワークショップと同様に絵カード交換式コミュニケーションシステム(PECS®)のワークショップが皆様のご自宅からオンラインで受講できます。ワークショップはいつものようにインタラクティブな環境で絵カード交換式コミュニケーションについて学んでいただけます。 受講受付はこちらから。...
自閉症児と絵カードでコミュニケーション第2版ーPECSとAAC-
PECSの市販本が出ました。実は前から出てたのですが、出すのが早すぎて (2006/7/1)誤訳もあったりして、良書なのに広く普及しなかったのです。今回は満を持しての第2版です。
AMAZONで今日から絶賛発売中で発売1日目で一時的な在庫切れになっています。しばらくお待ちください。
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「自閉症の子どもへの拡大代替コミュニケーション(AAC)の適用で、言葉の発達を妨げることはないということには、十分な科学的根拠(エビデンス)があり、それどころか、言葉の発達が促進される子どももいる。AACの1つである絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS)を用いてコミュニケートしていた子どもたちの中には、その後、言葉が出るようになった子どもが少なくないことを示す研究結果がいくつかある。PECSで30から100枚の絵カードを使ってコミュニケートするようになった子どもは、話し始めることが少なくない。多くの子どもが、言葉だけでコミュニケートできるようになり、PECSは使わなくなる。」(ボンディ&フロスト『自閉症児と絵カードでコミュニケーション,第2版』より)
スティーブ・ジョブズが子どもにiPhoneやiPadを使わせなかった理由
スティーブ・ジョブズ(iPhone・iPadの生みの親)が子どもにiPhoneやiPadを使わせなかった理由
September 11, 2014 New York Times(新美真理子 訳)
2011年に亡くなったジョブスは、テクノロジーに関して本能的な才能があったが、親としてはローテクを貫き、子どもたちの電子機器の利用を厳しく制限すべきだと固く信じていました。「私達は、子どもたちのテクノロジー機器の利用を制限しています。」と、ジョブスは2010年、我が子のハイテク機器利用時間が増えることを心配して語りました。
現代の親なら百も承知だろうが、iPhoneやiPadは子ども達にとって非常に魅力的です。これら手のひらサイズの機器は最先端のおもちゃです。長い休暇、長いドライブの間などの親が忙しい時に、親の代わりとなって、子どもたちを喜ばせ、気晴らしをさせ、静かにさせてくれます。しかし、こうした超便利な助っ人に感謝する前に、それらの機器が子どもたちに及ぼす潜在的な害について心配すべきなのではないか?スティーブ・ジョブズはそう考えていました。今週発表されたニューヨーク・タイムズの記事で、ジャーナリストのニック・ビルトンは、ジョブスに彼の子どもがどのくらいiPodに夢中なのかを聞いた時の返事に驚いたことを回顧しました。
「子どもたちは、(iPodを)まだ使ったことがないのです。私は子どもたちのハイテク利用を制限しています。」「私はあっけにとられ、開いた口がふさがりませんでした。ジョブスの家ともなればハイテクオタクの天国のような場所を想像していたからです。壁は巨大なタッチパネルで、食卓にはiPadが埋め込まれていて、お客さんにはチョコレートのようにiPodがプレゼントされるような。 『いいや、それとは程遠いね』とジョブスは答えたのです。」
子どもがタッチスクリーンの機器で遊ぶことに関して大きな懸念を抱いているハイテク教祖はジョブスだけではありません。「ワイアード(Wired)」の元編集長、クリス・アンダーソンも、子どもたちが家庭にあるデジタル機器を使用する時間を親は厳しく制限すべきだと確信している。「子どもたちは私たち夫婦が厳しすぎると文句を言います。友達の家にはこんなに厳しいルールはないってね。でも、それは我々は誰よりも技術の危険性を見てきているからです。自分自身でも感じています。子どもたちの身にそのようなことは起こってもらいたくないのです。 」
UCLA大学の研究者たちが最近発表した研究によると、数日間、電子機器利用を禁止しただけで、子どもたちの社交スキルがまたたくまに向上したそうです。このことは大いに考える材料を与えてきます。なぜなら最近のリサーチで平均的なアメリカ人の子どもは1日に7時間半以上スマホや他のスクリーン(テレビ、パソコン、ゲームなど)を見ていると言われているからです。
ジョブスは間違いなくハイテクの天才です。しかし、彼は深夜までスクリーンを見つめてアングリーバードで遊んだり、Facebookで近況を更新し続けたりはしませんでした。「スティーブ・ジョブス」の著者、ウォルター・アイザックソンは、このアップル共同設立者の家で多くの時間を過ごしたが、そこで見たのは、スクリーンタイム(画面を見つめる時間)よりも、フェイス・トゥ・フェイス(面と向かった)の家族の会話を優先するジョブスの姿でした。「毎晩、スティーブは決まって、キッチンの長いテーブルで夕食をとり、本や歴史や様々なトピックについて話し合うのです。誰もiPadやコンピューターを使いません。子どもたちはデジタル機器中毒になっているようには全く見えませんでした。」だから、アップルやサムソンや他のハイテク企業が、最新の小型ハイテク機器がなければ人生物足りないと感じさせるような宣伝を暗にしてきたとしても、そうした機器の創始者が全く違う考えだった事を忘れないで欲しいのです。
ゲームやスマホにお守りをさせていませんか?翻訳の終わりに訳者の新美さんの見解が書かれています。ゲームやスマホによって著しく損なわれる社交性やコミュニケーション能力、また、問題解決力を子供の時からしっかり身につけさせるべきという、痛烈な批判が込められたメッセージです。さらに、すでにスマホやゲームの虜になってしまっている子どもたちを救済する方法として、取り上げるのではなく時間を制限する方法を提示されています。
全く取り上げるというのは難しいですから、まずは時間を制限することをおすすめします。 No Screen Policy(ノー・スクリーン・ポリシー)と呼ばれ、インター校(インターナショナル・スクール)では多くの家庭で取り入れられていました。 これは、夜(9時とか10時とかその家によって違います)になったら、スクリーン(テレビ、ゲーム、パソコン、スマホ)を禁止して、読書や音楽鑑賞や家族団らんや勉強の時間にする、という一般的な学校・家庭ルールでした。 子どもにとってよい睡眠は心身の発達に大切ですが、それを条例や法律で守るのか、家族や地域の文化にして守るのかを考えることも大切なことだと思います。
絵カードセンター
絵カードセンターは、自閉症支援に特化した絵カードのサイトです。絵カードの作成とダウンロードができ、絵カードの作り方・使い方など関連情報も提供中。自閉症の子どもを持つご家庭や特別支援に関わる先生は、ぜひ絵カードセンターを活用してください。視覚支援、PECS(ペクス)の絵カード、TEACCH(ティーチ)構造化の絵カードにも使えます。
絵カードメーカー (楽々絵カード作り)
絵カードメーカーでは、自閉症の子どもに使う絵カードが簡単に作れてダウンロードできます。一日のスケジュール表やカレンダーでよく使うイラストが揃っています。スマホで撮った写真からでも絵カードが作成できます。文字入れも自由自在。絵カードのサイズは、3種類から選べます。
PECSの絵カードはiPadアプリのPECSⅣ+を購入するとバーチャル絵カード(アプリ上のみ使える絵カード)が実装されていますが、PECSⅣ+のPECSが使えない人や、実物ブックも使う場合には絵カードを作る必要があります。個人的な経験では1年目で300単語程度を使うようです。そんなときにパパっと作れたらなぁと思う事はしょっちゅうです。また、名詞はほとんど写真で済むのでまだ良いのですが、動詞や形容詞等汎用性の高い単語は絵カードとなり、できるだけ家庭や学校でもそろえたいのですがなかなか一致しません。市販のアプリでも帯に短し襷に長しのものも多いです。こんなWebが出てきたことはうれしい限りです。ぜひ使ってみます。
府立学校も連休明けまで臨時休校
先ほど、府教委のホームページで府立学校の臨時休校の再開が発表されました。当事業所もさすがに体力の限界が来ていますので、連休明けまでは午後からの開所にしたいと考えています。
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広報資料
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための 府立学校に係る臨時休業について
令和2年4月7日 京都府教育委員会
4月3日(金)の府立学校の再開発表後、この週末にかけて新たな感染者が20 件確認され、そのうち感染経路が不明な事案が16件見られるとともに、首都圏の ほか、大阪府や兵庫県といった近隣府県に対し、緊急事態宣言が出される見込み であるなど、感染拡大の懸念が一層高まってきています。 そうした状況を踏まえ、府立学校の臨時休業について、京都府教育委員会にお いては、下記のとおり対応することといたしましたのでお知らせします。
記
1 府立学校の臨時休業 感染拡大の傾向が顕著な京都市・乙訓通学圏及び山城通学圏の府立学校並び に通勤・通学で京都市との往来が多い口丹通学圏の府立学校について、臨時休 業を実施する。
(1) 対象校 府立高等学校附属中学校(3校)、府立高等学校(本校35校・分校2校) 及び府立特別支援学校(本校8校・分校1校)
(2) 臨時休業の期間 令和2年4月13日(月)から5月6日(水)まで なお、終期については、今後の状況に応じて延長することがある。
(3) 臨時休業期間中の学校教育活動 〇 週に1~2日程度の登校日を設け、児童生徒の健康観察や学習状況の確 認等を行う。 〇 部活動は禁止とするが、登校日に教員の指導の下、運動不足やストレス 解消のための機会を設けることを可とする。
(4) 学習保障 〇 登校日に課題解説、新たな課題の配付、質問の受付等を行う。 〇 可能な範囲でメール等による指示を行う。
(5) 特別支援学校について 〇 上記の内容を基本としつつ、各校の状況に応じて対応する。 〇 自宅及び福祉サービス等で児童生徒の居場所が確保できない場合には、 特例的に学校で受け入れる。その際、スクールバスは「3密」に配慮しつ つ運行する。なお、給食については提供しない。
2 臨時休業対象校以外の学校
〇 府北部地域に所在する府立学校(附属中1校、高校15校・6分校、特別支 援3校・2分校)については、感染症対策を徹底した上で、学校教育活動を 実施する。部活動については条件を付した上で実施する。
〇 学校の所在地(市・町)で感染者が確認されている場合など、感染を危惧 されるご家庭の判断で欠席する場合は「欠席扱い」としない取扱いができる 場合がある。
〇 今後の地域の感染状況の変化や児童生徒、教職員が感染した場合等は、臨 時休業することがある。
3 府内市町(組合)立学校への対応 府教育委員会から市町(組合)教育委員会に対し、府立学校の対応も参考に 適切に対応するよう依頼する。
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京都・滋賀15市町、再び一斉休校 府立学校も検討
2020年4月6日 22:05
新型コロナウイルスの感染拡大を受け京都府、滋賀県内の15市町教育委員会は6日までに、同日以降順次再開する予定だった市町立の小中学校などについて、再び一斉休校することを決めた。感染者の急増や感染ルート不明者が増えていることを考慮した。京都府教委も府立学校の再休校について7日に判断する。
京都市教委は6日、市立小中高校、義務教育学校、総合支援学校、幼稚園を10日から5月6日まで再び一斉休校とすると発表。毎週登校日を設け、健康観察や学習状況の確認などを行う。宇治や亀岡、向日など山城、丹波、乙訓地域の11市町教委も6日以降順次、再休校とする。八幡、京田辺、井手の3市町を除き入学式や始業式は予定通り実施する。
滋賀県でも、感染者集団(クラスター)が発生した草津市は入学式と始業式を9日に行った後、10~19日を臨時休校にすると決めた。隣接する栗東市は8日に入学式と始業式をした後、9~19日を臨時休校とする。6日に感染者が確認された甲賀市は8~19日を臨時休校にする。8日の始業式は中止し、9日の入学式は行う。
京都府の西脇隆俊知事は6日、臨時の記者会見を開き、始業式から再開予定だった府立高と付属中、特別支援学校について、再休校の検討を府教委に要請したと明らかにした。府教委は7日に休校時期や期間、区域を判断する。
西脇知事は方針の変更について、感染ルート不明者の増加や政府が隣接の大阪府などを対象に緊急事態宣言の準備に入ったことを考慮したとし「児童生徒の健康を守るため」と強調。府北部と南部で感染状況に差があることなどから「地域ごとに異なる判断となる可能性も十分にあると思う」との見方を示した。再開を発表して間もない休校要請に「非常に迷惑を掛けた」と陳謝した。
京都、滋賀で6日までに再休校を決めた教委
▽京都市(10日~5月6日)
▽宇治市(小9日、中10日~5月6日)
▽亀岡市(8日~5月6日)
▽城陽市(小8日、中9日~10日)
▽向日市(小10日、中11日~5月6日)
▽長岡京市(小9日、中10日~5月6日)
▽八幡市(7~13日)
▽京田辺市(小6日、中7日~13日)
▽木津川市(小6日、中7日~10日)
▽大山崎町(10日~5月6日)
▽井手町(6~14日)
▽精華町(小8日、中9日~14日)
▽草津市(10~19日)
▽栗東市(9~19日)
▽甲賀市(8~19日)
※かっこ内は期間。小は小学校、中は中学校。京都新聞社調べ
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放課後デイサービスは「3密」
先ほど、政府が武漢ウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言に踏み切る意向を固めたとニュースがありました。まさか、京都府が思い直して始業式を延期することはないでしょうが、もしやと心配しています。長い春休みと新入生の対応で放デイ関係者は疲弊しているからです。表向きだけ整えても、裏方がどうなっているのか、見えない部分に負担がかかっていることも考えた施策を望みます。
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休校延長で障害児・生徒の放課後デイサービス悲鳴 3密の空間の残業「限界に近い」
毎日新聞2020年4月5日 19時40分(最終更新 4月6日 11時40分)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染が広がる地域で学校の再開時期が遅れることになったが、しわ寄せを受けるのが子供たちを預かる施設や事業所だ。中でも障害のある児童や生徒を預かる放課後等デイサービスでは、密閉・密集・密接の「3密」を避けられない空間で、目を離せない子供たちと長時間過ごさざるを得ない状況が続き、関係者から「限界に近い」と悲鳴が上がる。
「きょうは何をして遊ぼうか」。福岡市内にある障害児通所支援の放課後等デイサービス事業所を3日に訪れると、部屋の隅に置かれたテーブル席で、女性職員が手足にまひがある女子生徒(16)にぴったりと付き添い、話しかけていた。言語障害もある生徒は音の出る文字盤を指して「太鼓」と答えた。 奥の3畳ほどの畳スペースでは、児童3人が職員2人と輪になってブロック遊びをしていた。約40平方メートルの室内でこの日、一日を過ごしたのは市内の特別支援学校や特別支援学級に通う小学3年~高校3年までの6人とスタッフの計約15人。子供たちには知的障害や身体障害があり、職員が目を離した隙(すき)の事故を防ぐため、部屋は常に閉め切っている。職員はマスクを着用しているが、嫌がる子供たちは6人全員が着けていなかった。
前日、福岡市は市立学校の休校期間を17日まで延長し、週末を挟んで再開時期を20日以降に遅らせると発表していた。元々は放課後の夕方のみだった預かり時間が、朝から夕方までに拡大されて1カ月。その状態がさらに少なくとも2週間は続くことになった。 「職員の残業は増え、家に自分の子を置いて来ている職員もいる。使命感でやってもらっているが限界に近い」。休校延長が決まり、事業所の運営者の女性(54)は本音を漏らす。 この女性が運営するデイサービス事業所は市内に計3カ所あり、児童・生徒計53人に対し、職員は30人。休校が始まってからはパート職員に長く働いてもらうなどして何とかやりくりしている。職員のマスクも一時不足し、消毒液は買い置きがなくなってしまった。
一般に特別支援学校は1クラスの人数も少なく、子供たちに目が行き届きやすいように児童・生徒1人当たりの教員も多く配置されている。子供たちが走り回る運動場もある。女性は「感染拡大を防ぐための受け入れ態勢としても、学校の方がはるかに環境は整っているはず」と話し、休校中の特別支援学校でも子供たちを預かってほしいと訴える。全国的には休校に伴う措置として、学校で教室などを開放し教員らが障害を持つ子供たちを預かる例はあり、文部科学省によると、3月10日現在で回答のあった102自治体のうち80自治体の特別支援学校が実施していた。
福岡県内でも北九州市は、休校期間が始まった当初の3月初めに市内に8校ある特別支援学校で実施し、各校2、3人が利用。小西友康・特別支援教育課長は「急な休校で預け先の事業所が予約できないなどの家庭もあったため、学校を選択肢の一つにしてもらった」と話す。市は4月3日、福岡市同様に休校期間を17日まで延長すると決め、学校での預かりも続けることにした。 特別支援教育を専門とする香川大の坂井聡教授は「休校延長で影響が長期化している今、教育委員会と事業所が連携し、学校でも受け入れて預かる子供の数を分散させるなど、休校中の対応を見直すべきだ。事業所だけに負担を強いると、疲弊してしまう」と指摘する。【山口桂子】
子どもの心身への影響考慮”京都府『4月8日から学校再開』
“子どもの心身への影響考慮”京都府『4月8日から学校再開』発表 京都市も再開決定
【MBS】2020/04/03 17:51
新型コロナウイルスをめぐり、“京都府”は府立学校について4月8日から(一部は9日から)再開すると発表しました。「難しい苦渋の決断ではありますが、感染症対策を徹底していただくことなどを前提として、臨時休業の延伸については要請しない。」(京都府 西脇隆俊知事)府は、京都産業大学関連で感染者が広がっているものの、感染ルートは判明していて、休みが続く子どもの心身への影響も考え、感染症対策の徹底を前提に再開を決めたということです。また“京都市”は、中学校を4月6日から再開、小学校を4月8日から再開すると発表。朝晩の体温などを記入した健康観察票を毎日持参させて確認する他、給食は向かい合わせで食べないなどの対策をとるということです。
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令和2年4月3日
京都市教育委員会
新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえた教育活動の再開等について
本市では,3月5日(木)から全市立学校・幼稚園において臨時休業を実施し,その後,春季休業期間となっておりましたが,感染防止対策を一層徹底したうえで,下記のとおり,教育活動を再開しますので,お知らせいたします。 なお,再開後も,児童生徒等や教職員に感染者が発生したり,本市域の状況に大きな変化が生じた場合等については,臨時休業の実施等,対応を変更する場合があります。
記
1 教育活動再開の判断について
本市においては,現時点で「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイド ライン(改訂版)」 (4月1日付 文科省)における「感染拡大警戒地域」とまで判断する状態ではありませんが,大阪府と近接するなど「予断を許さない状況」であり,4月2日付で,市長・知事連名により,市民・府民に対して,「人混みが予想される場所への不要不急の外出や会合等への参加を自粛」いただく等の緊急のお願いを発していることを踏まえ,感染防止対策を一層徹底したうえで,教 育活動を再開することとします。
2 再開に当たり感染防止対策を一層徹底 ①換気の悪い密閉空間,②多くの人の密集,③近距離・密接(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声,の「3密条件」が同時に重なる場を徹底的に避けることを基本とし,次のとおり,更なる感染防止対策の徹底に取り組みます。
(1)児童生徒等の健康観察の徹底 ア 朝晩の体温や健康状態を家庭で記入する「健康観察票」を毎日持参,確認。体温未記入等,健康状態が確認できない場合は,直ちに検温等を実施。
なお,各家庭において,この機に,子どもたちをはじめ,御家族の体調・健康管理の徹底,保健衛生意識の一層の向上について強くお願いする。 イ 発熱・咳等の風邪症状がみられる児童生徒や教員の登校,出勤自粛の一層の徹底。
(2)基本的な感染症対策の徹底
ア 登校時,トイレ後,給食前,ロング休み後等で必ず手洗いするなど指導の一層の徹底をはじめ,こまめな手洗いや咳エチケットの徹底。
イ 多くの児童生徒等が触れる場所(ドアノブ,手すり,スイッチ,共有する器具等)の消毒。
ウ 免疫力を高めるため,十分な睡眠,適度な運動やバランスの取れた食事を心がけるよう指導。
(3)集団感染のリスクへの対応
ア 休み時間毎に2方向の各1つずつ以上の窓や入口を開ける,教室等のこまめな換気を実施。 イ マスクの着用,手作りマスクの普及に向けた取組の実施。
(4)対面,接触,発声等を伴う教育活動の更なる工夫
ア 各教室の席は講義型(一斉授業の形態)として,座間もできる限りスペースを空けるなど配置を工夫。
イ 話し合い活動やグループ活動等において,近距離での会話とならないよう,スペースを確保。
ウ 音楽科における歌唱指導や管楽器の演奏等では,間隔を空け,人がいる方向を向かない。また年間指導計画の中で単元の順序を入れ替えて実施。
エ 家庭科(技術・家庭科)における調理などの実習は,年度当初に行わず,年間指導計画の中で 単元の順序を入れ替えて実施。
オ 体育科(保健体育科)において,できる限り個人や少数で実施し,児童生徒が密集せず距離を取って行うよう工夫。
(5)給食における配慮 ア 配食を行う者はもとより,児童生徒の手洗いを徹底。
イ 机を向かい合わせにしない等,飛沫を生じさせない工夫。ランチルームでの会食はしない。
(6)高等学校等
高等学校・総合支援学校(職業科)については,公共交通を利用して通学する生徒が多数在籍す ることから,時差登校等,各校が感染防止対策を工夫して教育活動を行う。
(7)部活動について
すべての校種で,当面の間,部活動を原則中止。
<参考>
入学式については,「3密条件」が同時に重なる環境を回避することを徹底し,来賓・保護者・在校 生の出席者を限定したり,次第を見直し短縮化したりして実施します。また始業式についても,校内放送で行うなど,感染拡大防止に十分留意したうえで実施します。
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4/8 府立学校再開だそうです
先ほど京都府のホームページで学校再開の案内が発表されました。
これ以上は放課後デイも、もう無理っぽいなぁというのが正直な感想です。子どもの活動にはある程度の広さが必要ですし、放デイは過密だけでなく毎日預かれるだけの事業所数が乙訓地域にはないので、1~2日おきに来ることになり、子どものニーズに合いません。あと、スタッフも日曜だけの休みなので疲弊してきていることもあります。
やれやれです。
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新型コロナウイルス感染症に係る学校再開について
令和2年4月3日 京都府教育委員会
4月1日の国の専門家会議の提言等を踏まえ、文部科学省の「新型コロナウイ ルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドライン(以下「ガイドライ ン」)」が改訂されました。 これを受け、本府における状況を踏まえ、新学期(4月8日又は9日)から学 校教育活動を再開することとし、下記のとおり対応します。
記
1 再開に当たっての府立学校の対応
(1) 感染症対策の徹底 〇 感染源を絶つ 毎朝の検温、風邪症状の確認 〇 感染経路を絶つ 手洗い・咳エチケットの徹底、通勤ラッシュを避けるための時差登校 〇 集団感染のリスクへの対応 3つの条件が同時に重なる場を徹底的に避ける
(2) 部活動の条件付き実施 〇 自校の部員のみによる校内での活動 〇 活動時間は2時間以内 〇 長時間閉鎖空間に集まるような発表会等は禁止 〇 体育館や音楽室等の活動場所の割振り
2 ガイドラインの臨時休業の考え方
(1) 感染者が判明した学校の臨時休業の考え方 〇 校内に感染者が確認された場合であっても、その活動の態様や接触者の 多寡、地域における感染拡大の状況、感染経路の明否等個別の事情をみな がら臨時休業すべきか否かを判断する。 (府立学校の児童生徒又は教職員の感染は確認されていない。)
(2) 感染拡大警戒地域における、感染者がいない学校も含めた、地域一斉の臨 時休業等の考え方 ○ 学校への通学にあたっては、通学に電車等の公共交通機関を利用してい る場合には、時差通学等の工夫について検討する。 〇 学校の臨時休業について、地域全体の活動自粛を強化する一環として合 わせて行うことにより、効果が発現されるよう留意する。
3 府内市町(組合)立学校への対応 府教育委員会から市町(組合)教育委員会に対し、国のガイドラインを踏ま え、府立学校の対応も参考に適切に対応するよう依頼する。
4 その他 今後の感染状況等によっては、再度の臨時休業を要請することもある。
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長岡京市
学校の再開について<3月27日午後8時現在>
国からの臨時休校の要請に基づき、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月24日まで小・中学校を臨時休校としていました。
現在は、感染拡大のリスクを高める環境をつくらないように配慮しながら、学校再開に向けた準備を進めています。
始業式
感染拡大防止を徹底したうえで、下記日程で実施します。
小学校:4月7日
中学校:4月8日
修了式と同様に、体育館に全校児童生徒を集めての実施はしません。
晴天時は、グラウンドで着任式を実施します。(雨天時は各教室で実施し、着任式は実施しません)
入学式
文部科学省の方針を踏まえ、来賓・在校生は出席せず、新入生・保護者・学校関係者のみで実施します。
小学校:4月8日
中学校:4月9日
出席者にはマスクの着用を呼びかけます。
対象者には、別途お知らせします。
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向日市
更新日:2020年3月26日
文部科学省から、「新型コロナウィルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」が示されました。
本市といたしましては、同ガイドラインを踏まえた上で、新学期から市立小中学校の教育活動を再開いたします。
再開にあたりましては、ご家庭での検温など、引き続き十分な警戒を行うようお願いいたします。
小学校
始業式 令和2年4月7日(火曜日)、通常どおりの登校
入学式 令和2年4月8日(水曜日)午前9時30分開式
中学校
始業式 令和2年4月8日(水曜日)、通常どおりの登校
入学式 令和2年4月9日(木曜日)午前9時30分開式
留意事項
入学式は、小中学校ともに、入学する児童生徒と保護者及び教職員のみで行います。
式典縮小の趣旨をご理解いただきまして、咳エチケットを徹底するなどのご配慮をお願いいたします。
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大山崎町
学校の休校措置を解除します(3月23日17時30分掲載)
政府の要請に応じる形で3月3日(火曜日)から3月24日(火曜日)まで休校としている大山崎町立小中学校については、3月24日(火曜日)をもって休校措置を終了します。なお、小学校については4月6日(月曜日)まで、中学校については4月7日(火曜日)まで春季休業中です。
1.入学式について
次のとおり対策を講じた上で実施します。
来賓招待の中止など、式典の簡素化
出席者全員のマスク着用及び消毒液の設置
実施中の会場の適切な換気
※両小学校は4月8日(水曜日)、中学校は4月9日(木曜日)を予定
2.始業式について
全校集会の形を取らず、校長訓示等は校内放送等により実施します。
3.その他
離任式(4月1日)は中止します。
部活動は当面の間、中止します。
障害を持つ子どもの「きょうだい児」
障害を持つ子どもの「きょうだい児」が、子どもらしく健全に発達しているかどうかについては、アダルトチルドレンの5つのタイプを基準に考えます。アダルトチルドレンとは、子どもが子どもらしく育つことのできなかった家庭、つまり「機能不全」家族で育って大人になった人(Adult Children of Dysfunctional Family)という意味で使われ、次のような5つのタイプに分類されます。
ヒーロー:優等生であり家族の誇りとなるような行動をとることで自分の存在価値を得ようと頑張るタイプであり、疲れていても休めない、完璧にできない自分を責めるといった傾向がある。
身代わり:家でも学校でも何かとトラブルを起こすことで、家族の中にある葛藤や緊張から目をそらさせる役割をしているタイプであり、内面にある寂しさやつらさを誰にも言えずに行動にあらわす傾向がある。
いなくなった子:ほめられるわけでも問題を起こすわけでもなく、目立たずに存在を忘れられたかのようにしているタイプで、目立たずにいることで自分が傷つくことから身を守っているものの、孤独感を強める傾向がある。
道化師:おどけた態度やしぐさで家族の緊張を和らげ、場を和ませる役割をするタイプで、自分の辛さをはっきり言葉にすることができないという傾向がある。
世話役:小さい時から親の面倒をみたり、愚痴や相談を聞いたりとカウンセラーのような役割を果たし、妹や弟の保護者役になったりするタイ プで、自分のことはいつも後回しにしているため自分の感情やしたいことがわからなくなる傾向がある。
(財団法人国際障害者記念ナイスハート基金 『障害のある人のきょうだいへの調査報告書』(2008) より)
これらのタイプを1人で複数持っているとか同じ人でも年齢によって入れ替わってくる場合もあります。親や学校の先生、周囲の大人には、こういった機能不全家族で育った子どもの特徴をきょうだい児が出していたときは、それを助長しないように関わります。ヒーロータイプで苦しいのに、真面目で責任感強いからと、便利使いで役割を引き受けさせると本人の生きづらさを助長するので、その子の家庭背景を踏まえた本質を見て関わり方を考えてあげてほしいと思います。
きょうだいたちは困っていても相談できない人が多くて、その背景には、親に手伝ってほしいことや相談したいことがあっても遠慮をしてきた経緯があります。そういう子どもには、困っている時に適切に相談するスキルを身に付けられるように(なおかつ、自尊感情を肯定的に保てるように)関わってあげる必要があります。
子どもが子どもとしていられる場所とか気持ちを吐き出す場所があるということはとても大切で、小さいときからケアしておかないと思春期に精神疾患を発症したりすることもあります。正確な数値はありませんが、きょうだいの精神疾患発症率は高いと言われます。また、学齢期だと周囲に人の目がまだありますが、大人になると仕事の相談はするけれどそれ以外の人生相談ってなかなかしないし、家族背景にまで立ち入ったアドバイスもしてもらいにくいですから、支援を受けにくくなるので配慮が必要だと考えられています。